
■海外担当
私は海外事業部に所属しており、営業本部の中にある4人のチームで輸出業務全般を担当しています。まだまだ国内の売上が大部分を占めているため、海外展開はこれから本格的に伸ばしていく段階です。海外事業部自体も数年前に立ち上がったばかりで、最初は知識不足や手探りの状態からスタートしましたが、徐々に方向性が見えてきています。
■これまでの海外展開と課題について
正直に申し上げますと、まだ手応えを感じられるほどの成果は出せていません。具体的には輸出量が全体の1%ほどで、これを5年以内に7%まで伸ばすことを目標にしています。課題は主にブランド力の弱さです。輸出専用の商品開発などを進めながら、ブランド育成に力を入れていきたいと思っています。
また、展示会に参加しても、バイヤーのターゲット層が合わなかったり、企業の連絡先情報が正確でなかったりすることもあり、効率的なアプローチがまだ難しいと感じています。
■メタバース展示会の案内を受けたときの第一印象
メタバース展示会という言葉自体が新しく、最初は少しイメージがつかみにくかったです。バーチャル空間での展示会という発想に驚きつつ、正直、どんな感じか半信半疑な部分もありました。
ただ、特別オファーがあったことや、私自身これまで輸出関連の展示会に参加したことがなかったので、バイヤーの様子を知る良い機会になるかもしれないと思い、参加を決めました。
■出展してみての感想
実際に出展してみて感じたのは、メタバース展示会のメリットとして、直接バイヤーにアプローチできる点や海外の最新情報を入手しやすい点があるということです。
今回の展示会では具体的な商談や相談にはつながりませんでしたが、バイヤーの反応や情報を得ることは大変貴重でした。今後、こうしたデータや機能をもっと活用して効率よく海外展開を進めていきたいと考えています。
また、オンラインの管理画面から来場者の情報やチャット履歴が見られる点は便利で、これを上手に使えばターゲットを絞ったアプローチが可能になると思います。