
■海外担当
私が海外対応を担当しています。収穫から加工指示、営業活動まで幅広く行っているので多忙ですが、その分、現場の声や直接のやり取りができるのは大きなメリットです。
■これまでの海外展開と課題について
海外ではそもそも「もみじ」が何か知られていないことが多く、商品の説明に苦労しています。最近は日本文化への関心が高まりつつあるものの、まだまだ「なぜもみじを食べるのか」という食文化の違いから来る疑問も根強いですね。だから、まずは文化的背景を理解してもらうことが重要だと思っています。
輸出自体は5、6年前から始めていて、特にEUのフランスやスペイン、アメリカ、シンガポールなど文化的に理解のある地域から引き合いが多いです。以前は中東での受け入れは厳しかったのですが、今はFDA登録も完了し、アメリカへの輸出体制が整いました。
商品の強みとしては、軽量で長期保存が可能、賞味期限が最長3年あること。これが海外配送に適している点だと思います。
■メタバース展示会の案内を受けたときの第一印象
最初にメタバース展示会の案内を受けたときは、対面じゃない展示会というのが不思議で、正直どういうものかイメージがつかめませんでした。ただ、実際に参加してみると面白かったです。24時間いつでもコンタクトが取れる点は、従来の展示会にはないメリットだと思います。
■出展してみての感想
出展してすぐに多くの問い合わせが来たのには驚きました。特に台湾やアメリカからの反応が良かったですね。問い合わせのスピード感や数の多さから、メタバース展示会は効率的にバイヤーと繋がれる場所だと感じました。
ただ、実際に本格的な契約にはまだ至っていません。現在はメールで価格調整やフィードバックをやり取りしている段階で、オンライン面談などはこれからです。これからしっかり対応していきたいと思います。
アバターの導入については、今はまだ箱型のブースなので少し寂しい印象があります。もし人間らしいアバターが使えればもっと活気が出て良いのではないかと感じました。オンラインですぐに話せる機能もあれば、さらに効果的だと思います。
メタバース展示会に出展を迷っている方がいたら、「迷っているなら出た方が面白い」とお伝えしたいです。特に少人数の企業にとっては、多くの潜在顧客に一度にアプローチできるチャンスになると思います。