
■海外担当
弊社の海外展開においては、主に輸出業務全般を担当しております。生鮮食品を中心に扱うため、商品管理や輸送、現地とのやりとりには常に細心の注意を払っております。輸出先はアジアとヨーロッパがメインで、それぞれの地域に合わせた商談や調整が求められるため、日々多様なコミュニケーションが必要です。
■これまでの海外展開と課題について
海外展開においては、やはりコミュニケーション面での難しさを強く感じております。特に生鮮食品を輸出する際、品質トラブルが起こることもあり、その調整やフォローには多くの時間とコストを要しておりました。こうした課題は2020年頃からより顕著になり、特に新規販路を拡大する過程でストレスを感じていました。海外の取引先とのやり取りに時間がかかるだけでなく、伝達ミスやタイムラグによるロスも課題でした。コスト面でも、人件費や物流費、トラブル対応にかかる費用は決して小さくありませんでした。
■メタバース展示会の案内を受けたときの第一印象
メタバース展示会という新しい形の展示会について最初に案内を受けたときは、「ついにここまで来たか!」という驚きと期待感がありました。元々VRや仮想空間、バーチャルユーチューバーに関心があったこともあり、非常に興味深かったです。初めての試みでしたので、正直やってみないとわからないという気持ちが大きく、まずは挑戦してみようという決断をしました。
■出展してみての感想
実際にメタバース展示会に出展してみて、リアルの展示会とはまったく違うスピード感に驚きました。これまで経験したことのない効率の良さを実感し、多くの来場者の方に短期間で商品を見ていただけたことは非常にありがたかったです。オンラインだからこそアクセスの幅が広がり、新たな海外バイヤー様との接点を増やすことができました。参加して初めて気づいたのは、コミュニケーションの取りやすさや、対面では難しい時間的・地理的な制約がなくなる点です。これからの海外展開において、メタバース展示会は大きな可能性を秘めていると感じています。
今後はさらに仕向地を増やし、新しい販路を拡大していきたいと考えております。具体的にはベトナム、マレーシア、カンボジアといった東南アジア諸国、そしてEU圏内の市場開拓に力を入れていく予定です。これらの地域のニーズに合わせた商品展開やパートナーシップの強化を図り、より多くの海外のお客様に日本の良質な食品を届けてまいります。
メタバース展示会に参加する最大のメリットは、単純接触回数を増やし、気軽にコミュニケーションが取れることだと思います。実際に参加してみることで、これまで気づかなかった新しい交流の形や販路開拓のヒントを得られますので、ぜひ一度挑戦してみることをお勧めします。
 
			 
       
               
             
               
             
              