
■海外担当
私が海外向けの渉外活動を担当していまして、日本からの販売促進を日々進めています。
■これまでの海外展開と課題について
海外展開で一番苦労しているのは、国ごとに違う輸入規制や関税の問題ですね。それから、商品のパッケージ表記の違いや、現地の商品との差別化、国際的な競争のポジショニングにも気を遣っています。こうした課題に意識し始めたのは、だいたい2年前くらいからです。費用面では、特に大きなコストはかけていませんが、現地法人のある国では本部工場に生産を集約し、スペックや品質、知的財産の管理、そしてパッケージの競争優位性を確保することに注力しています。
■メタバース展示会の案内を受けたときの第一印象
正直なところ、最初はうちの会社には向かないのではないかという先入観がありました。でも、破格の条件でお誘いいただいたこともあり、本部の工場からは批判的な意見もあったんですが、まずはトライしてみようと決めました。
■出展してみての感想
参加してみて、もしこの展示会がなかったら出会えなかったお客様もいるだろうなという可能性は強く感じました。ただ、準備が十分にできていなかったのはちょっと後悔しています。チャット機能は使いやすかったんですが、やりとりのテンポがあまり良くなかったのは残念でしたね。相手の顔が見えない分、どういう方なのかわからないまま進めることも多くて。リテールビジネスの相手でも素性がはっきりしないことがあり、ドメインがフリーメールの方が多かったので、返事をいただけるかどうかが気になるところです。」
「サンプルリクエストは22件ありました。16日以降は即レス対応しましたが、ほとんどのリクエストは前半に集中していました。回答できたのは4件で、1件はアメリカのレストラン、3件は香港のお客様でした。アメリカの方は小規模な店舗でお断りしましたが、飲料の新部署を立ち上げているところだったので、今後の展開は見守っています。」
「正直、成約はまだ0件なので、今すぐの効果は何とも言えませんが、この経験から学べることは多いと思います。バイヤーにとって便利な機能ではあるものの、売り手側にはマンパワーがかなり必要で、温度感を掴むのが難しいと感じました。