
■海外担当
私は島唐食品合同会社で、営業・製造・経理など、ほぼすべての業務を担当しています。弊社は沖縄の宮古島で調味料を製造し、販売のスタートをアメリカから始めた珍しい事業モデルを採用しています。
■これまでの海外展開と課題について
当社の海外展開は約5年前に始まりました。最初からアメリカ市場をターゲットに、商品の味やデザイン、販売戦略までを現地向けに調整しました。アメリカの展示会に出展したり、飛び込み営業を行ったりしながら販路を開拓し、現在ではアメリカ市場での販売が定着しています。
また、最近ではアメリカだけでなく、香港・台湾・シンガポールなどアジア圏からの引き合いも増えてきました。オーストラリアからも問い合わせがあり、先週サンプルを送ったばかりです。
課題としては、日本国内での営業活動を本格的に始めたばかりなので、まだ知名度が低いことです。しかし、アメリカでの成功実績を「逆輸入ブランド」としてPRすることで、日本市場でも徐々に販路を拡大しています。
■メタバース展示会の案内を受けたときの第一印象
メタバース展示会の案内を受けた際、「どんなものだろう?」と興味を持ちました。オンラインでの展示会はこれまでもありましたが、メタバースの技術を活用することで、よりリアルに近い形で製品を紹介できるのではないかと期待しました。特に、海外のバイヤーと直接つながる機会が増える点に魅力を感じました。
■出展してみての感想
実際に出展してみて、メタバース展示会は新しい可能性を感じる場でした。現地に行かずとも、多くの海外の方に製品を知ってもらうことができましたし、興味を持ったバイヤーとリアルタイムで話せるのも大きな利点でした。
私たちの調味料は、日本ではまだあまり知られていませんが、アメリカではすでに高い評価を得ています。こうした背景を活かし、メタバース展示会を通じてより多くの海外市場にアプローチできることを期待しています。
また、今回の出展をきっかけに、アジアや欧米のバイヤーとのつながりができたことも大きな成果でした。今後もこのような新しい技術を活用しながら、より多くの国に当社の製品を広めていきたいと思います。