
■海外担当
海外の担当については、積極的に営業しているというよりは、お問い合わせがあった際に対応している形です。海外の展示会に頻繁に出ているわけではありませんが、2016年に国際食品見本市に出品したことがきっかけで少しずつ広がった経緯があります。ただ、海外のお客様とのやり取りはどうしてもタイムラグや文化の違いがあり、うまくコミュニケーションが続けられずにフェードアウトしてしまうケースも多いので、そこが常に悩みどころだと感じています。
■これまでの海外展開と課題について
2016年頃から海外展開が始まり、最初は雑誌での受賞をきっかけにスペインの国際見本市へ出品したのが大きな転機になりました。当時は先方から連絡をいただく形で輸出がスタートし、そこからシンガポールを中心に取引が続いている状況です。ただ、積極的な海外営業はできていないため、どうしてもスポット的な付き合いになってしまったり、商談後のフォローがうまく続かず、気付けば自然消滅しているケースもありました。特にメールのやり取りは日本ほど密でないことがあり、こちらから送っても返事が来るまでに時間が空いてしまったり、途中で途切れてしまうこともしばしばあります。商社さんを通じての輸出は継続していますが、その他の地域との強い関係構築にはまだ課題を感じていて、コミュニケーションの継続性が最大の壁だと思っています。
■メタバース展示会の案内を受けたときの第一印象
最初にメタバース展示会のお話を伺ったときは、正直、そんなに便利なものがあるんだという驚きがありました。私たちの仕事はリアルで味を見てもらうことが前提だと思っていたので、オンラインで商談ができるという仕組み自体が新鮮でした。特に音声でやり取りできるという点は画期的で、英語が堪能ではない私でも、必要な時に通訳機能を頼りながら商談ができるというところに安心感がありました。また、海外の展示会に参加しようとすると、移動や宿泊の費用、準備の負担がとても大きいため、それが全部なくなるというだけでもだいぶ敷居が下がると感じました。正直、リアル展示会のように試食を出せないという不安はありましたが、それでも新しい形を一度試してみたいという気持ちが勝ちました。
■出展してみての感想
実際に出展してみると、便利な点と難しい点がどちらもありました。まず、現地に行かなくても海外の方とつながれるというのは想像以上に大きなメリットで、時間や距離の制約を一気に飛び越えられる感覚がありました。サンプルリクエストも15件ほどいただき、反応の多さには驚きました。ただ、返信が来ないケースが多く、商談につながるまでの難しさは正直に感じました。また、音声機能やバイヤーアプローチ機能など、せっかくある便利な機能を十分に使いこなせなかったことは反省点です。ITに慣れていない部分もあって、操作に戸惑ってしまい、もっと機能を理解して活用できていたら結果も変わったのかもしれないと思いました。とはいえ、展示会の仕組み自体には可能性をすごく感じていますし、今後は模擬練習をお願いしながら、もっと自分でも経験を積んでいきたいと思っています。リアル展示会とはまったく違うアプローチができるので、新しいお客様と出会うきっかけとしてはとても魅力的な場でした。

