
■海外担当
私は、海外担当として、会社の商品を輸出できるパートナーを探す役割を担っています。実際には、商品の販売だけでなく、販路の拡大にも力を入れています。
■これまでの海外展開と課題について
実は、約2年前にベトナムで一部の商品が非常に売れたことがきっかけで、海外展開を本格的に始めました。それまでの間、アメリカや中国で現地法人を立てるという計画がありましたが、経営が変わったことでその流れは一度途切れました。その後、10年以上の間、海外展開を行っていなかったので、再び海外市場に進出する際には多くの課題がありました。
一番の課題は、海外への輸出を行うリソースが限られていることです。特に、私は一人で新規営業から商品の出荷まで担当しており、すべてを一手に引き受けるのは非常に大変です。そのため、理想としては、国内の商社に協力してもらい、海外のバイヤーとつなげてもらうことです。また、契約書の作成や、言語の壁、物流の調整なども多くの時間と労力を要しています。
■メタバース展示会の案内を受けたときの第一印象
最初にメタバースでの展示会について案内を受けた時、正直なところ、食品業界でメタバースを活用することに少し疑問を感じました。食品展示会では、実際に食べたり、匂いを嗅いだりすることで商品を知ってもらうことが重要だと感じていたからです。しかし、実際に展示会に参加してみて、その利点が実感できました。特に、コストや手間をかけずに、世界中のバイヤーと繋がることができる点は非常に魅力的だと思いました。実際の展示会では手が届かないようなバイヤーにもアクセスできる可能性があり、この機会を無駄にする手はないと感じました。
■出展してみての感想
出展してみて、実際にメタバースを通じて多くの国のバイヤーと繋がることができ、予想以上に有益な経験を得ることができました。展示会の形式がオンラインであるため、時間や場所に制約されることなく、多くの企業にアプローチすることができる点が非常に良かったと感じています。今後も、こうした新しい形態の展示会には積極的に参加していきたいと思います。

